「好きなことを突き詰めて、没頭し続けたい」 市川 渚 - メンバーインタビュー #07

こんにちは。THE GUILDの渡邉(@mr_dataman)です。普段はIT企業を中心に、データを活用したコンサルティングを行っています。

THE GUILDメンバーインタビュー、第7回目は市川 渚さん(@nagiko726)ということで、今回は私がインタビューを担当させていただきました。

ファッション業界に精通し、フリーランスのコンサルタントとして活躍している市川さんは、昨年からTHE GUILDの情報発信を担うコミュニケーション・マネージャーとして、このnoteの執筆や編集も担当しています。

自身を”何でも屋”だと言う市川さんの仕事について、詳しく話を訊いてきました。

目次
・肩書は何でもいい
・生みの苦しみを最小化して、アウトプットのクオリティを最大化する
・好きなことを突き詰め、没頭することが仕事に繋がる
・THE GUILDで面白い化学反応を起こしたい


ー これまでのnoteでは、なぎさんが聞き手だったから不思議な感じですね。まずは最近のお仕事の話から伺いたいです。

昨年の夏前くらいから、THE GUILDではコミュニケーション・マネージャーとして組織の情報発信をお手伝いしていて。自分個人の仕事としては、2013年に独立してから変わっていないんですが、コンサルティングの仕事が軸になっています。

ー 常時、どのくらいの案件を抱えられてるんですか?

コンサルの仕事だけで言えば、大体4,5案件が並行で動いています。私のキャリアのバックグラウンドがPR、ファッション、特にラグジュアリーやデザイナーズと呼ばれるようなブランドビジネスだったので、クライアントはラグジュアリーブランドさんやファッション関連企業が多いです。

コミュニケーション施策やキャンペーンの企画を作ったり、ブランドのビジネス成長を経営、マーケティング/コミュニケーション、クリエイティブから販売まで、幅広い視点からサポートさせていただいています。

また、ファッションだけではなく、IT関連企業からのお仕事もここ3,4年で増えましたね。

ー IT関連企業とはどんなお仕事を?

マーケティングやプロモーションの一環で、ファッション的な側面を持った企画を作りたいというご相談をいただくことが多いですね。こちらのノウハウを提供したり、人を繋げたりしながら、アドバイザーというかたちで企画のブラッシュアップに関わらせていただくとか。私の場合、ファッションだけでなく、テクノロジーサイドにも明るいということもあって、どちら側にも偏ることのない視点を持っていることが強みになっていると思います。

ー 領域も業界も広いし、コンサルティングとして求められるアウトプットも多岐にわたっていて、”何でも屋”的な。

”ファッションとテクノロジーの何でも屋”は自分でもよく使う言葉ですね(笑)。


肩書は何でもいい

ー そんな中で、自分のことをクライアントとかに言うときって、自分のことをどう説明してるんですか?

最近は「ファッション・コンサルタントの市川です」と名乗っています。正直なところ、肩書は何でもいいんです。自分がやっていることは、どうやっても一言では表現しづらいから。

以前は、デジタル・コミュニケーション・コンサルタントという肩書を使っていたんですけど、必然的に領域がデジタル・コミュニケーションだけに制限されなくなってきて。クライアントの規模にもよりますが、ここ数年は経営のレイヤーまでアクセスさせて頂いて、どうやって売上を作っていくのか、というビジネスの核の部分から、商品開発やイメージ制作などクリエイティブの部分にまで関わらせていただくことも多くなり、自分がやっていることをより一言で表現しづらくなってしまったんです。

だからあえて具体的にせず「ファッション全般のコンサルティングをしています」という意味で、言葉をぼかしたという部分はありますね。とはいえ、最近は執筆の仕事だったり、写真の仕事も増えてるので、この肩書もそろそろ考え直さないといけないなあと。

ー ファッション的に言うと、”トータルコーディネーター”ですよね。いろいろな角度から「自分にやれること、全部やりますよ」と。

そうですね、結果的に”何でも屋”になりがち、という。ただただ、自分にやれることをやってきただけなんですけどね。


生みの苦しみを最小化して、アウトプットのクオリティを最大化

制作系のお仕事では、プロデューサー的な立ち回りをすることも多いです。クライアントの要望を汲みつつクリエイターをアサインして、制作フェーズに移ったら、クリエイターサイドとクライアントサイドの意思疎通がうまく図れるように、現場の中心で旗を振って。良きアウトプットに繋がるよう、立ち回る。

徹夜することもあるし、体力的に辛いときもあるけど、クリエイターに気持ちよく仕事をしてもらって、素晴らしいクリエイティブを生み出して貰えたときは、震えますね。


ー リベロみたいだ(笑)。さまざまなステークホルダーの立場になって考えられるっていうのは、やはり、自分が制作サイドで働いた経験があることも関係していると思いますか?

そうですね。会社員時代は、クライアントであるブランド側の立場だったこともあるし、制作サイドだったこともある。なおかつ、私はウェブサイトのデザインや構築だったり、写真や映像を撮ったり、文章を書いたりと、自分でつくることもできる。

ひとつのクリエイティブが、誰が関わって、どうやって出来上がっていくのかというプロセスを一通り理解できているのは大きいかなと思います。

自分自身、何かを作る、生み出すという行為が大好きだし、どれだけ大変で時間がかかることなのか、身をもって感じているからこそ、クリエイターには敬意を持って接したい。仕事って人と人との関わり合いだから、そこでお互いに信頼関係を築けないといい仕事なんてできないですよ。

ー そこの想像力がしっかり働くのって、現場にいないと絶対無理ですよね。

生みの苦しみを最小化して、アウトプットのクオリティを最大化する。関わるクリエイターには楽しく仕事をしてもらいたいという想いは大きいです。

ー しかし普段SNSなどで見えてくるお仕事以外に、裏方の仕事もたくさんされているんだなと驚きでした。

特にコンサルティング案件は表に出せないものがほとんどなので、必然的に執筆やメディア露出のお仕事のほうが表に出ていきがちなんですけど、実は裏方仕事が多いんです。もちろん、自分が表に立つことが求められるのであれば、最近はそれも喜んでお引き受けしています。

ー いいアウトプットにつながるのであれば、手段として立ちますよと。

そうですね。手段として立つ必要があるのであれば立つんだけど、別にそこがマストなわけでは全くない。あくまでも目的ありきで、何をすべきなのかをきちんと整理して考えることが大切。仕事でなくても、何でもそうだと思います。


好きなことを突き詰め、没頭することが仕事に繋がる

ー 今後やっていきたいことはありますか?

私、自分で大きく何かを成し遂げたいって欲求が、特にないんですよ。ただ、自分の興味のあることや好きなことを突き詰めて、没頭し続けたいという気持ちだけは強く持っています。

メディアでデジタルプロダクトの連載をやらせていただくきっかけも、そういったものが長年好きでそれを追い続けて、好きだと言い続けてきただけ。

今では仕事になっているファッションだって、カメラだって、インターネットだって全てそう。だから好きなものを好きでい続けること、何事にも好奇心を持って自分なりに極めていくことは絶対にやめたくないですね。

そして結果的に、自分で突き詰めて得たスキルや経験、知識が、周囲のひとたちの役に立つのであれば、役立ててもらいたい。仕事をするようになってから、そんな思いで日々生きています。


THE GUILDで面白い化学反応を起こしたい

THE GUILDに所属して3年くらいになるんですけど、個人的には、THE GUILDのメンバーともっと一緒に仕事をしたいという想いがあります。

対個人では、これまで仕事をご一緒させてもらったメンバーもいるんですが、THE GUILDでチームを組んで、大きなプロジェクトに関わってみたい。これまで自分が個人で受けてきた仕事をTHE GUILDを通して膨らます、みたいなことができたら理想的です。やっぱり個人で立ち回っていると、やれることの規模感が決まってしまうので。

また、前回のメンバーインタビューで小玉さん(@chiharukodama)が「今後は圧倒的なアートディレクション力を身につけたい」と言っていたじゃないですか。

私のところに頂くお仕事はファッション系の案件が多いから、アートディレクションの部分を重要視されることが多いんですね。

小玉さんのような若手のデザイナーがスキルを磨いたり、そういった能力を持った新しいメンバーに参加していただくことによって、アートディレクションが掛け算されたら、THE GUILDとしてアウトプットの幅も広がるだろうし、面白い化学反応が起きそうだな、なんてことは個人的に思っていたりします。

ー 今のTHE GUILDのメンバーはUI/UXデザイナーが多いから、デザインファーム的なイメージを持たれることが多いですけど、THE GUILDの根本的な思想としては、多様性が高まれば高まるほど組織として強くなるというところが重要なポイントじゃないですか。いろんな人に興味を持ってもらいたいですよね。

私もそうかもしれませんが、まひろくんもTHE GUILDにおける多様性の大きな要素ですよね。これまでのTHE GUILDメンバーにはいなかったようなスキルセットを持った人たち、どんどん遊びに来てくださいと言いたいですね。

ー 最後になりますが、好きなことを突き詰めていくと仕事に繋がる、というお話がありましたが、今、掘っていること、没頭していることってなんですか?

写真は引き続き、掘ってる部分ではありますね。仕事として写真を撮らせていただくことも増えたから、さらにアウトプットの精度を高めていくという意味で、自分に足りてない部分は何だろう、他人に真似できない部分は何だろう、なんてことはよく考えてます。

ー ありがとうございました。


市川 渚 / Nagisa Ichikawa
Fashion Consultant
THE GUILD Member / Communication Manager

ファッションデザインを学んだ後、海外ラグジュアリーブランドのPR、クリエイティブエージェンシーのコミュニケーションマネージャーを経て、2013年に独立。

フリーランスのファッション・コンサルタントとして、ファッション、ラグジュアリー関連企業/プロジェクトのビジネス・コンサルティング、デジタルコンテンツのクリエイティブ・ディレクション、プロデュース、制作などを手がける。カメラ好きが高じ写真撮影や、ガジェットとWEBサービス好きが高じ執筆活動なども。

Twitter: @nagiko726

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