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Inside THE GUILD 前編

はじめまして。THE GUILDのコミュニケーション・マネージャーの市川(@nagiko)です。

THE GUILDでは、これまで組織として積極的に情報発信を行ってこなかったのですが、今後はこのnoteやTwitterを通し、私たちの組織とその活動をより多くの方に知っていただきたいと思っています。

今回は、THE GUILDとはどのような組織なのか、組織の仕組みを紐解いてみたいと思います。


THE GUILDとは

THE GUILDは、独立し、個人で活躍するクリエイターが集って設立したクリエイティブ・ファームです。

フリーランスの強みを活かし、生み出す価値を最大化する仕組みを構築するために、6年前に発足しました。

(THE GUILD運営の要、ボードメンバーと私)

フリーランスが直面する大きな課題:自己のスキル開発

近年、企業がリモートワークや副業を奨励し、個々の生活や仕事のスタイルに合わせて、雇用形態や働く場所、時間を選択できるような制度を整備するなど、働き方の多様化が進んでいます。

そんな時代に、自由な働き方として注目を集めているフリーランスですが、THE GUILD設立当初、創業メンバーはフリーランスとして長期的に活動する中で、持続的な自己のスキル開発という大きな課題を抱えていました。


ひとつの組織体として活動することで課題を解決

この課題をどうやって解決したのか? 

それは、フリーランスが集まり、ひとつの組織体として活動すること。

強力なフリーランス人材を集めることで、各々のスキルを高めながら働くことができる新しい組織の仕組みを構築しました。

ポイントとなるのは、下記の3つ。

1. プロフェッショナル同士のコラボレーション
デザイナーやエンジニア、データアナリストといった異なる専門性を持ち、CXO、技術顧問、美大講師、HCD専門家などとして活躍するメンバー同士が協働する事で、より広範な仕事に一気通貫して取り組むことができます。

2. 妥協なきフィードバック、クオリティの追究
フリーランス最大の弱点は、自分のアウトプットを客観的に評価できないこと。

THE GUILDでは定期的に、各領域のスペシャリストによるフィードバックを行うことで、クオリティの高いアウトプットの実現を可能にしています。

3. 共に学び合い、切磋琢磨する
専門分野の異なる多彩なメンバー同士、相互で学び合い、高め合う環境を構築。

キャリアアドバイス、勉強会、ワークショップといった形で知見をシェアし合うことが、メンバー各々の能力・スキルの向上に繋がっています。


THE GUILDの強み

昨今では、THE GUILDのようなギルド型の組織も増えつつある中で、THE GUILDにしかない強みは何か。

それは、人材と仕事を集約することで生まれるスケールメリット、そして環境作りです。

集約化によるスケールメリット
仕事の窓口や事例をTHE GUILDに集約することで、個人では受けることが難しい大型案件や、異なるスキルセットを必要とするコラボレーティブな案件に参画することが可能です。

実際に、デザイナーとエンジニア、UXデザイナーとデータアナリストといった異能同士のチームも稼働しています。

結果、クライアントに対しては多次元な価値提案を、所属メンバーには難易度の高い案件を通して、スキルアップを実現しています。

クリエイティブにフォーカスできる環境作り
THE GUILDでは好きな時に、好きな場所で仕事ができるようになっていますが、あえて共有オフィスを持つことで、メンバーはハード面とソフト面、双方のメリットを享受できます。

ハード面では、機器や事務作業にコストをかけず利用ができ、また経理や法務などのバックオフィス機能をTHE GUILDが代替することで、メンバーはクリエイティブに集中できます。

ソフト面では、物理的な場を通じて、メンバー同士に加え、外部とのコミュニケーションを促進。仕事の相談をしたり、人と人との繋がりを築いたりすることができます。実際に、THE GUILD内での勉強会やカジュアルなミートアップが頻繁に開催されています。

昨今では、外部の有識者の方を交えた勉強会「THE STUDY by THE GUILD」もスタートし、毎回200名を超える一般の方々にご参加いただいています。


アップデートし続ける組織

スタートから6年が経った今、THE GUILDは当初のコンセプトを実現しつつも、常に時代の変化とともに変わり続けています。

当初は開発案件などが主でしたが、技術顧問として参画するメンバーや、スタートアップにTHE GUILD自ら出資し事業に参画するなど、企業と深いパートナーシップを構築し、中長期的な視点で成長にコミットするケースも増えています。

所属するメンバーは、THE GUILDを一つのプロダクトとして捉え、一人一人がTHE GUILDのユーザーであると同時に提供者でもあるという当事者意識を持ち、自分たちの働き方をより良いものにしていくために、常にシステムをアップデートし続けているのです。


後編では

Inside THE GUILD後編では設立メンバーの対談を通して、これからのTHE GUILDのヴィジョンについて紐解いてみたいと思います。